勺の記録

メモ

大学 ゼミ 志望理由

 "ゼミ"…文系大学生なら90%が通る道。少人数の講義で、特定の分野について深く学ぶ。卒論を書くための前フリ的なもの。

 

 

ゼミ選びと志望理由

     ゼミは10個程ある。その中から、どれか1つ選ぶ。就活に強いから、研究したい分野だから、楽だからなど学生がそれぞれの都合のいい理由で入る。とはいえ、誰でも入れるという訳ではない。GPA(学内の成績)や面接を考慮して教授が入れるか入れないか決める。落ちることもある。

    私がゼミで重視した事は、ゼミの雰囲気と楽かどうかだ。ゼミによっては、合宿や研修に行くらしい。そんなもの面倒くさくてやりたくない。当時は、思わなかったけれどオンラインでいいじゃないか。無駄に仲良しごっこしたくないなと。外部講師は、あの先生のゼミは、サークル活動にピクニックを足したようなものだど遠回しに揶揄していた。逆に、ガチゼミも嫌だ。どうせ、就活の時は盛って盛って盛りまくるんだから無駄な努力はしたくない。それに、就活で頑張れる気がしない。

 

  となると、候補は3つ。

 

A教授…楽単。合宿が多い。チャラい雰囲気。

B教授…普通単。合宿はあるが平均的。ややチャラい雰囲気。教授が若い。

C教授…ちょっと難しい。合宿は一切ない。地味で大人しい雰囲気。厳か。

 

  成績は足りていたので、面接にさえ受かれば入れる。どれにしようか。

 

どのゼミに入ったか

     どのゼミにも入らなかった。入らなくても卒業出来るから。その代わりにゼミを履修していない人が、取らなくてはいけない授業(以下、ゼミ(偽)とする)に出ることになった。それらも選択授業で8つ程候補があった。先程のA教授の授業だ。シラバスやネットでの授業の評判を見る限り、他の授業と比べ1番簡単に単位が取れそうだからだ。もちろん、合宿なんてものはない。

 

ゼミ(偽)の内容

1.発表

    教授から指定された文献を要約して、パワポにまとめて発表する。長かったり、難しい単語を使うと教授から指導が入るので、誇張抜きで小学校高学年にもわかるような言葉で説明する。分からない段落は、最初の1行だけ詳しく説明して他の所はすっ飛ばして読んでいたがそれでも何ら問題はなかった。 感情を込めて読めば、内容はさほど関係ない。10~15分で終わる。

 

2.ニュースをまとめる

   経済に関するニュースをA4用紙1枚にまとめて、概要を話す。終わったら、聴衆(と言っても4~5人だが)に意見を聞く。カジノ法案やビニール袋の有料化の話が出た気がするがしっかりと記憶にない。3分で終わる。

 

3.映画 

   先程の1,2で述べた発表やニュースまとめは3回に1回順番が回ってきてその時にやるのみで良い。つまり、3回のうちの2回はボーッと座っていればよい。それにもかかわらず、教授は、「人数が少なくて発表多くて大変でしょうから」と言って映画を見せてくれた。授業には関係のない映画だ。職権乱用のような気もするが、面白かったのでいいとしよう。

 

4.感想文

   最後から2回目の授業で、A4用紙1枚に、授業の感想を書いて出してくれと言われた。シラバスには、レポートと記載されていたので面倒だなと思っていたのだが、まさかの感想文であった。5~6行しか書かないで出していた学生もいた。少しだけ怒られていたが、単位は出てた。そりゃそうか。実質的に、出席が100%だもんな。優秀な小学生であれば単位が出そうだ。

 

まとめ

     楽なゼミに入ろう。