勺の記録

メモ

効率化を求める若者たち

   AbemaTVで、映画を倍速で見るよ〜って人が多いってのを知った。私は、映画を見ないのでよく分からないが、YouTubeは2倍速で見ている。聞き取れるのであれば、3~5倍速でも構わない。昨今では、「ファスト映画」が流行っている。ファスト映画とは、映画の内容をナレーションや字幕を入れて編集し、10分でネタバレを楽しめるように作られた動画のことだ。どうやら、著作権的な問題で逮捕されたらしい。似たようなものに、本の要約チャンネルがある。1冊の本を10分くらいにまとめている。これは違法にならないのだろうか。どうも法律上の線引きが分からない。オリラジのあっちゃんもホワイトボードで熱血に話しているが、人間がちゃんと出てきて解説する分にはセーフとかなんだろうか。よく分からない。図書館では本の半分まではコピーしてもいいってのは聞いたことある。恋愛も効率化が進んでいる。マッチングアプリだかTinderだか知らんけど、条件当てはめて検索した方が効率がいい。男の本音としては、おっぱいのサイズ教えてくれないかなと。身長晒してるんだからお互い様じゃん。無縁なのでこれ以上は語らない。

     次に効率化するとしたら何だろうか。もう既にあるが、教育業界の効率化は進みそうだ。スタディサプリや東進ハイスクールみたいに、一流の講師が1回だけ教えてくれて、分からなかったら何度も見返す方式は非常に効果的だ。今思えば、小中高の先生は、わざわざ何度も複数のクラスに行って同じことを教えているが、よく頭がおかしくならないよな。それから、小売店のレジ。全部セルフレジでいい。わざわざ、店員と話したくない。さらに言えば、リアル店舗は要らない。Amazonが主流の現在では、本屋は、立ち読み専用コーナーと化している。試し読みして良かったら中古で買う。本屋には、利益が入らないけど、本を買う側にとっては何ら関係ない。その他の小売店も商品を置いておくのは、万引きしてくれと言っているようにしか思えない。リアル店舗で、生き残るのは、生鮮食品を売る店だけかもしれない。積極的な衝動買いを強みにしているドン・キホーテも、メルカリと競合しているように思える。ゲームセンターかパチンコ屋とセットで建てればやっていけそうだけれど。

     まとまりが無くなってきた。人生で出るドーパミンオキシトシンを10分くらいに凝縮してくれたら便利なのに。ファスト人生。