勺の記録

メモ

理想の死

 

 

いつ

     死ぬ時期を選べないのは不便だ。キャリアアドバイザーや就職課のお姉さんは、「ライフプランを考えましょう!」と言ってくるけどそんな未来の事わからんだろ。結婚して子供が出来て…って、せっかく稼いだ金でまた労働者を増やすのかよ。 いつ死ぬかはわからんのに人生計画なんてあってないようなものだ。ついでに言うと、30年以内に関東地方で地震が起きます!という予想がされてるけど、それを念頭に入れて生活してる人少ないよね。あれは、不思議。東京にずっと住むのは危険なんじゃないだろうか。

   で、いつ死ぬかについてだ。35~40歳前後だろうか。歳をとるとあれが大変だこれが大変だと言うけれど、ガタが来るのはだいたいそのくらいの年齢だろう。よく、40超えてからは独身がきついとか聞いたことがある。同世代は結婚していると、平均的には、第1子はだいたい8歳前後。少なくとも、遊びに誘ってくれる人はいなくなるだろう。結婚するのも手だが、これから先いい人が現れる予定がなち。探せばいいのだが、社交性のない人間にとっては億劫でしかたない。これ以上は辞めておこう。虚しいだけだ。

 

どこで

   昔は、畳の上で死ぬと言って、普通に家で死ぬのが理想とされていたらしい。ところが、最近は病院で最期を迎える人が8割らしい。でも私は、家では、嫌だな。不便なことに意識が無くなっても身体は残る。もっと無機質な場所がいい。ネットカフェや個室ビデオ店とかいいね。この人誰だかわかりません!ってのは面白そうだな。役所だか警察だかが頑張ってこの人の正体は誰なんだろう?って調べてるのは、想像してるだけで楽しい、その時死んでるけど。山奥の車の中なんてのもいいね。おそらくは不摂生で死にそうだな。結局は、どこでもいいか。人目につかなければ。

 

どんな風に

    痛いのは勘弁だねぇ。眠るように。もしくは、逆にアッパーな状態で。よぼよぼになって無為に介護される時間を長く過ごすのは避けたい。逝くならスパッとね。ドラえもんひみつ道具に「どくさいスイッチ」がある。それを使って自分でスイッチ押せるといいんだけどね。そうもいかないらしい。医学やAIやらが進化してるんだから、どうにかしてほしい。安楽死認めてくれないかな。人生の損切りに成功したい。